たかね園12月のイベント

 例年12月中旬に行っていた法人全施設で集まる利用者さんの忘年会ですが、緊急事態宣言が発令された時期には、バザーや夏祭りと同様に中止予定となってしまいました。しかしながら、利用者さんの楽しみの一つである行事をそのまま中止としてしまうのではなく、各施設にて衛生面を徹底する事を条件として利用者さんの忘年会を行う事が出来ました。
 10月までは、世間的に感染拡大も落ち着いた傾向も見られ、忘年会で使用する予定であったホテルも通常の価格のまま大きなホールをたかね園のみの貸し切りにし、食事も大皿ではなく個別の皿でのコース料理に対応します。とホテル側も精一杯のサービスを提示してくれましたが感染拡大のため断念せざるを得ませんでした。忘年会2週間前に急遽ホテルではなく、たかね園内で忘年会を行う事になり、園内用の出し物を急遽考える事になり、行事担当者は出し物の準備、お弁当の手配等で右往左往していました。しかしながら、“この1年頑張られた利用者さんを労いつつも、楽しい会にしたい”という思いで積極的に意見を出し合って準備を進めていました。
 そして忘年会当日の余暇では、職員に関係したクイズ内容の○×ゲームや借り物競争を行いました。借り物競争では、お題が「まるいもの」を持った利用者さんが丸い頭の職員を連れてきたりして「笑いのツボをよく分かっている!」と感心をしつつも利用者さんと一緒に職員も大爆笑をしていました。
また初の試みとなる表彰式を設けて、利用者さん1人1人に今年頑張った内容の賞状を担当職員が手作りをして贈らせていただきました。今年は、行事も殆ど中止となり、個別余暇外出も行えず、ランチ外出もテイクアウトで行う等、制限のある中で不安の大きい生活でしたが、受け取られた賞状をお互いに見せ合って喜ぶ姿を見て、意味のある時間になったのではと嬉しく思いました。